九州経済産業局が7日発表した9月の九州・沖縄の百貨店・スーパー販売額(既存店、速報値)は、前年同月比11.7%増だった。10月の消費増税前の駆け込み需要があり、高級腕時計などの販売が好調だった百貨店は17.2%増となった。
百貨店・スーパーの販売額が前年比プラスに転じるのは3カ月ぶり。百貨店は駆け込み需要を見込んで福岡や熊本で高級腕時計や高級ブランドの宝飾品の売り場を改装・拡充した効果もあり、7カ月ぶりの増加となった。寝具や衣料品の販売も好調だった。
スーパーの販売額は9.2%増だった。化粧品や洗剤、トイレットペーパーなど、買いだめしやすい生活用品の販売が伸びた。