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バンダイナムコホールディングスが7日発表した2019年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比1%増の346億円だった。15%の減益を予想していたが「機動戦士ガンダム」のプラモデルなどが好調で増益になった。上半期として過去最高になる。
売上高は4%増の3493億円だった。玩具事業では大人向けに開発したガンダムシリーズのプラモデルを販売したところ、国内外で人気になった。玩具事業の売上高は14%増加した。
ゲーム事業はスマートフォン向けアプリに加え家庭用ゲーム機向けも既存の主力シリーズが好調を維持した。開発費の償却が終わった既存作品は利益率が高い。4~9月期は新作の開発費用が先行すると見ていたが好調な既存作品が吸収した。
20年3月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比2%減の7200億円、純利益は21%減の500億円を見込む。
浅古有寿取締役は、クリスマス商戦の状況をみながら「今後、通期の見通しを修正していく」と説明した。