光市母子殺害、再審認めず 広島高裁、大月死刑囚請求

2019/11/7 18:39 (2019/11/7 19:32更新)
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1999年の山口県光市母子殺害事件で、殺人や強姦致死罪などに問われ、死刑が確定した大月孝行死刑囚(38)の再審請求を広島高裁(三木昌之裁判長)が退ける決定をしていたことが7日、分かった。弁護団は最高裁に特別抗告する方針。

大月死刑囚は2012年に死刑が確定。弁護団は同年「殺意や強姦する意図はなく、死刑判決は不当だ」などとして再審請求したが、広島高裁が15年10月に棄却。弁護団が異議を申し立てたが、同高裁は今月6日付で棄却する決定をした。

決定理由で三木裁判長は、弁護団が新証拠として提出した大月死刑囚の精神鑑定結果や、供述に基づき殺害状況を再現した報告書について「一部は新規性を欠き、その他は証拠価値が低い」と指摘。脳機能に障害があり、事件当時は心神喪失の状態で責任能力が低下していたとする主張も退けた。

大月死刑囚は犯行当時18歳1カ月。一審・山口地裁、二審・広島高裁で無期懲役とされたが、最高裁は06年に「年齢は死刑回避の決定的事情とまではいえない」として破棄した。差し戻し審判決で広島高裁は08年に死刑を言い渡し、12年に最高裁も上告を棄却し確定した。〔共同〕

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