パソコン音声で初質疑 れいわ新選組・船後氏、代読も

2019/11/7 18:08
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 参院文教科学委で、目で文字盤を追い質疑に臨むれいわ新選組の船後氏(7日午後)=共同

参院文教科学委で、目で文字盤を追い質疑に臨むれいわ新選組の船後氏(7日午後)=共同

難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で言葉を発することが難しいれいわ新選組の船後靖彦参院議員が7日、文教科学委員会で初の質疑に臨んだ。冒頭、パソコンの意思伝達装置による音声で「新人議員として未熟だが皆さまの力を借りながら精いっぱい取り組む」と抱負を述べた。その後は秘書の代読で質問し、障害のある児童生徒の教育環境改善などを求めた。

参院によると、電子機器を通じた音声や、代理者の代読により国会で質疑したのは初めて。船後氏は「障害者の現実を知らないために偏見や差別につながっている」と指摘し、障害のある子どもと、ない子どもが同じ場所で学ぶ「インクルーシブ教育」の推進を主張。萩生田光一文部科学相は「幼少期から行動を共にすることで、より(障害者への)理解を深められる。船後氏の思いを実現できるよう取り組む」と答弁した。

2020年度開始の大学入学共通テストへの導入が見送られた英語民間試験にも触れ、障害のある学生にも配慮して見直すよう求めた。子育て世帯の負担軽減のため消費税減税を訴え、政府の姿勢をただす場面もあった。

初質問に臨む船後氏

初質問に臨む船後氏

車いすに乗った船後氏は、秘書や介助者に付き添われながら質疑。委員会室に音声発言用のパソコンや、資料閲覧のためのモニターを持ち込んだ。手を動かせないため目で文字盤を追い、再質問用の代読文書を作成する間、委員長が議事進行を止め、質問時間が減らないよう配慮した。

委員会の終了後、船後氏は記者団の取材に「(時間が)超過し、委員の皆さまにご迷惑をお掛けした。反省している」と介助者を通じて述べ、再質問の時間短縮を今後の改善点に挙げた。

船後氏は7月の参院選で初当選。同期当選で、重い障害のあるれいわ新選組の木村英子氏は5日の国土交通委員会で初質疑を行い、災害時の障害者向け避難計画作りの促進などを訴えた。〔共同〕

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