クレディセゾンがポイント投資、フィンテック企業と協業

クレジットカード大手のクレディセゾンは7日、カード決済した後に付与する有効期限のない「永久不滅ポイント」を使った投資サービスを12日に始めると発表した。スマートフォン専業証券のスマートプラス(東京・千代田)と提携し、スマホで投資信託や株式を積み立てられるようにする。投資のハードルを下げ、若年層を中心に資産形成層を開拓する。
サービス名は「セゾンポケット」。スマートプラスから、事業会社が低コストで証券サービスを開発できるシステム基盤を導入する。1週間以上かかった証券口座の開設を、最短で翌日にする。
永久不滅ポイントは1000円のカード決済で1ポイントが付与され、100ポイント(500円相当)から使える。グループ会社が手がける2種類の投信を毎月1000円から積み立てられる。個別株(130銘柄)と上場投資信託(ETF、3銘柄)も毎月5000円、一株単位で積み立てることが可能だ。いずれも積立額にポイントを充てたり、カード決済したりできる。
クレディセゾンはグループの投信会社で運用成績に永久不滅ポイントが連動して増減するサービスを2016年から始め、50万人の利用者がいる。若年層や女性の多い顧客基盤を生かし、23年度までに50万口座の開設を見込んでいる。
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