大型集客施設リム、「今年度末までに方向性」
広島・福山市長
広島県福山市の枝広直幹市長は7日の定例会見で、2020年8月に閉館する大型集客施設「エフピコRiM(リム)」について「超スピード再生」させる考えを示した。就任時からの最重要課題と位置付けるJR福山駅前再生の流れを止めず、最小のコストでにぎわいを創出するために「19年度末までに活用法の方向性を示す」とした。

1992年築のリムについて「設備は老朽化しているが躯(く)体はまだ使いようがある」と指摘。運営会社の撤退が続くことも踏まえ「(全館活用ではなく)商圏に応じた活用も選択肢」とも述べた。今後は駅前再生を話し合う「福山駅前デザイン会議」が市民の声も聞きながらリム再生も議論するよう求めた。
市は17年度からリム活用の調査を進めており、全体改修(事業費65億円)や一部閉鎖(同40億円以下)、解体(同30億円)など4案を示している。