「レクサス浜田山」オープン、都内4年ぶり新店

トヨタ自動車の直営販売店、トヨタモビリティ東京(TMT、東京・港)は高級車ブランド「レクサス」の新店舗「レクサス浜田山」(東京・杉並)を11月13日にオープンする。東京都内での新店舗は2015年にオープンした「レクサス新宿」以来の4年ぶりとなる。輸入車オーナーが多い地域に攻勢をかけ、シェア向上を狙う。
7日に竣工式を開き報道陣向けに公開した。都内では23店舗目となる。外装は大きなガラス面で開放感を演出した。2種類のオーナーズラウンジを設け、スペースは最大規模となる。
タブレット(多機能端末)で来店予定などが確認できる仕組みにした。店舗入り口付近のカメラで車のナンバーや来場者を確認し、その情報をタブレット上で見ることができ、スムーズで行き届いた接客につなげる。システム導入で従業員の業務改善にも役立てる。
レクサス店舗としては初めて「プリウス」の廃バッテリーを再利用した蓄電池やソーラーパネルを設置した。環境配慮型と位置づける。大型の貯水タンクや100人の3日分の食料なども保管し、災害時の地域の受け入れ拠点にもなる。
新店舗の周辺エリアは輸入車ディーラーが並ぶ激戦区でもある。「レクサス浜田山」開設をきっかけにし、高級輸入車からの乗り換え、新規顧客の獲得につなげる。同エリアでの「プレミアムカー」市場で現在、9%のシェアを、23年に14%、25年に20%と年間販売台数500台規模を目指す。
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