関節リウマチ患者、腸内で特定の菌増加 阪大が解析

大学
2019/11/8 1:00
保存
共有
印刷
その他

大阪大学の岡田随象教授と大学院生の岸川敏博氏らは、関節リウマチ患者の腸内細菌の遺伝情報を網羅的に調べる「メタゲノム解析」をして、健康な人と比べて特定の細菌が増えていることを見つけた。発症と関連する可能性があり、特定の細菌増加が発症の目印(マーカー)になるかもしれないという。

メタゲノム解析は個々の微生物ではなく、集団全体のゲノム(全遺伝情報)を網羅的に調べる。細菌のゲノムの一部を対象にする従来法より解析範囲が広い。

自己免疫疾患の一種である関節リウマチ患者82人の大便中の腸内細菌の集まりをメタゲノム解析した。患者の大半は発症1年以内で、健康な42人の大便も調べた。

患者では約800系統の細菌のうち、9系統が増えていた。特に「プレボテラ属」が目立った。またメタゲノム中の遺伝子量を調べると、患者では酸化還元反応の関連遺伝子の一つである「R6FCZ7」が減っていた。今後、詳細な研究が必要だが、こうした特徴が関節リウマチと関係している可能性があるという。

解析では、細菌の多様性が失われることと病気との関係も調べたが、関節リウマチ患者と健康な人の間で多様性に大きな差はなかった。

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]