東京五輪のマラソン・競歩競技の札幌開催を受け、大会組織委員会の森喜朗会長が7日、北海道を訪問し、札幌市の秋元克広市長や北海道の鈴木直道知事と市内で会談する。森会長は札幌開催が正式に決まったことを自ら両首長に伝えることで、開催に向けた地元の協力を求めるとみられる。
会談では札幌開催にかかる費用負担なども焦点になりそうだ。費用を巡っては、秋元市長は一貫して「恒常的に残るものは負担するが、それ以外は組織委が負担するのが原則」との立場を貫いてきた。
一方、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は「組織委が考えること」と発言し、組織委の森会長は「IOCが持ってください、とだって言わないといけない」と発言していた。
8日には組織委と札幌市、北海道の担当者が集まる会議が始まる。今後の態勢や具体的な競技コースなどが話し合われる見通しだ。札幌市としては、7月中旬~8月上旬に大通公園で開催するビアガーデンなど既存イベントに影響がないよう求めていく。今後は道警や競技団体なども交えた準備が進んでいきそうだ。
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