手に汗握る展開 独特の深み 縄田一男氏が選ぶ3冊
新蔵唐行き 志水辰夫著

読書
2019/11/7 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
保存
共有
その他

志水辰夫の作品が、その独特の語り口から"シミタツ節"と言われるのはよく知られている。

本書では、北前船とともに消えた旧主を探して数奇な運命を生きるななえらと、アヘン戦争まっただ中の大陸に渡った岩船新蔵を襲う危機また危機――まさに手に汗握る展開が続く。

それでも十分、面白いのだが、物語の中盤、ある人物のついた嘘が明らかになると、待ってました、陰翳(いんえい)に富んだ往年の"シミタツ節"を大いに楽し…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]