アマゾンの音声AI、日本でも小型・高音質機を発売

2019/11/6 14:26
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アマゾンジャパン(東京・目黒)は6日、音声認識する人工知能(AI)「アレクサ」搭載のスピーカーの新製品を発売すると発表した。コンセントに据え付ける小型の「エコー・フレックス」(2980円)や、5つのスピーカー内蔵で高音質の「エコー・スタジオ」(2万4980円)などを販売。製品群を拡充することで、音声サービスの普及を加速させる。

9月に米国で発表した新製品を日本でも提供する。エコー・フレックスは14日に出荷を始める。価格は第3世代の標準型の「エコー」の4分の1に抑えた。スピーカーは簡易だが、例えば玄関であいさつすると自動で家の照明が消え、天気や最寄りのバス停の発車時刻を音声で聞くことができる。

動作を検知する別売りのセンサー(1780円)を付けると、動きで照明を操作したり、メッセージが流れたりする。アレクサ製品を担当する大木聡リージョナルディレクターは「玄関や廊下、各部屋など多くの場所で便利にしたい。動きによる操作は将来の1つの形だ」と話した。エコー・スタジオは12月5日から出荷する。そのほか、台所や寝室向けの時計型新製品も販売する。

台所や寝室向けの時計型新製品も発売する

台所や寝室向けの時計型新製品も発売する

音声認識AIのサービスは米グーグルなどとの競争が激しい。アマゾンはアレクサの音声操作に対応する「スキル」で、外部との連携を拡大している。日本では家電メーカーや各種検索サイトなど連携先は3000種類を超える。米国ではゼネラル・モーターズ(GM)などが自動車に搭載している。

米国ではアレクサを搭載した音声操作のワイヤレスイヤホンも発売した。「日本での導入時期は未定だが、投入していきたい」(大木氏)という。米国では眼鏡や指輪といったウエアラブル端末も試験販売を始めた。

ただ、消費者は自身の会話など音声データが残ることへの懸念も強い。アマゾンジャパンは製品説明会で、個人情報の保護も強調した。利用者が録音を確認して削除できるほか、録音データを一定期間経過した後、自動で消去する機能も始めた。大木氏は「プライバシーは非常に重視している」と述べた。利便性と個人情報保護との両立、改善が常に求められる。

(工藤正晃)

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