11月11~15日の新規設定ファンド
来週(11月11~15日)の国内公募投資信託は9本の新規設定が予定されている。このうち大和証券投資信託委託が12日に設定する「マンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンド(愛称:スマレバ)」は、当初想定した運用成果が得られない場合に信託報酬を引き下げる仕組み。同社によると国内初の報酬体系だという。運用を担当するのは英CTA(商品投資顧問)大手のマンAHL。世界各国の株価指数先物と債券先物に投資し、独自の数量モデルに基づきレバレッジを活用しながら運用する。
三井住友DSアセットマネジメントが15日に設定する3本も先物取引を活用したファンドで、米国の株式と債券、不動産投資信託(REIT)、商品に分散投資する。3倍コースと5倍コースは、実質的な投資額がそれぞれ純資産総額の3倍と5倍となるように調整する。
三菱UFJ国際投信は同日、年決算回数や為替ヘッジの有無が異なる4本の「米国IPOニューステージ・ファンド」を設定する。投資対象は新規株式公開(IPO)からおおむね5年以内で、株式時価総額が30億米ドル以上の米国株式のうち、企業収益の成長性を見込む銘柄を選定する。

(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)