NYダウ続伸、連日の最高値更新 米中交渉進展に期待

2019/11/6 6:27
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【NQNニューヨーク=横内理恵】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比30ドル52セント(0.1%)高の2万7492ドル63セントと連日で過去最高値を更新した。米中の貿易交渉が進展するとの期待感に加え、景気指標の改善を好感した買いも入った。ただ、高値警戒感から利益確定売りも出やすく、引けにかけて伸び悩んだ。

英フィナンシャル・タイムズ(FT)が5日、米政権が米中貿易交渉の「第1段階」の合意実現に向けて、9月に中国製品に課した制裁関税の取り下げを検討していると報じた。合意に至れば、米が12月15日に予定している制裁関税「第4弾」の発動も見送られる可能性がある。中国の知的財産権保護など未解決の問題もあるが、市場では米中関係が改善に向かっていると受け止められた。

米景気の減速懸念が後退したことも投資家心理の好転につながった。5日発表の10月の米サプライマネジメント協会(ISM)の非製造業景況感指数が54.7と、3年ぶりの水準に落ち込んだ9月から改善した。市場予想(53.5)も上回り、サービス業の底堅さが確認された。

航空機のボーイングが上昇し、ダウ平均を押し上げた。2度の墜落事故への対応などを巡り、取締役会がデニス・ミューレンバーグ最高経営責任者(CEO)への信頼を示したと伝わった。経営体制への不透明感が薄れ、買いを誘った。非上場化を検討していると報じられたドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスも上昇した。

米長期金利が上昇し、利ざや拡大観測からJPモルガン・チェースなども買われた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も小幅に3日続伸し、同1.480ポイント(0.0%)高の8434.680と最高値で終えた。アルファベットなどが買われた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は3営業日ぶりに反落した。

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