カナダ産食肉、中国が輸入再開 トルドー首相表明

中国・台湾
北米
2019/11/6 6:11
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カナダから輸入した豚肉の品質を検査する中国の税関職員=ロイター

カナダから輸入した豚肉の品質を検査する中国の税関職員=ロイター

【ニューヨーク=高橋そら】中国が一時停止していたカナダ産食肉の輸入を再開する見通しとなった。カナダのトルドー首相が5日、明らかにした。2018年12月にカナダ当局が米国の要請を受けて中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部を逮捕して以降、両国関係は急速に悪化していた。今後の関係改善が焦点となっている。

トルドー氏は5日、ツイッターに「朗報だ。カナダ産豚肉と牛肉の中国への輸出が再開される」と投稿した。9月に駐中国大使に任命したドミニク・バートン氏の功績をたたえた。

カナダの食肉業界団体によると、同国にとって中国は豚肉輸出で2番目、牛肉で5番目に大きな市場だ。

在カナダ中国大使館は6月、証明書の偽装が発覚したとしてカナダ産の食肉の輸入を一時停止すると発表した。「カナダの食肉輸出管理システムの明白な欠陥を反映している」として、カナダ側に対応を求めていた。

カナダ当局が18年12月にファーウェイの孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕した直後からカナダと中国の関係は急速に悪化した。中国はこれまでに、複数のカナダの穀物大手からのキャノーラ(菜種)輸入を停止している。カナダ内では孟氏逮捕に対する報復措置と受け止められている。

両国の関係改善が進むかどうかは不透明な状況だ。中国側が返還を要求している孟氏は現在、カナダで保釈されているが、20年1月から米国への身柄引き渡しを巡る審理が始まる。カナダ側も中国当局に拘束されたカナダ人男性2人の返還を求めている。

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