広島大、自動運転バスが路面電車軌道へ 世界初の実験

2019/11/5 19:50
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広島市中心部を走る広島電鉄の路面電車(広島市)

広島市中心部を走る広島電鉄の路面電車(広島市)

広島大学は5日、路面電車の軌道敷内を自動運転のバスが出入りする世界初の実証実験を17日に広島市内で行うと発表した。画像認識やミリ波レーダーを使い、電車を追従したり電停に止まったりする。バスは渋滞が起きやすい区間のみ軌道敷内を走るなどし、定時運行に役立つかを探る。実用化のメドは未定だが、今年度中に実験の成果や考察を報告書にまとめる。

広島電鉄の電停、舟入川口町付近の225メートルをバスと路面電車が1台ずつ走る。速度は時速15キロメートル。バスは一般道から車線変更して軌道敷内に入り、路面電車を追従して再び一般道に出る。

17日未明に実施し、周辺は安全のため部分的に交通規制する。バスは自動運転だが、緊急時などに備えて運転手を置く。

一般人8人がモニターとしてバスに乗車し、計9回走行する。乗車した人の意見などを今後の開発に生かす。広島大学大学院の藤原章正教授は「広島は路面電車を守り続けてきた文化がある。世界の先導を切って実験することで、実用化に近づくと期待している」と話した。

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