デジタルサイネージ付き屋外喫煙所 東京・六本木に
東京・六本木にデジタルサイネージ(電子看板)付きの屋外喫煙所がオープンした。港区が設置を認めた「指定喫煙場所」にあたり、喫煙ルールの映像や企業の広告を流し、喫煙者への訴求効果を見込む。30人ほどが入れる広さで、24時間利用できる。同区の喫煙場所でデジタルサイネージが導入されるのは初めてで、都内でも珍しい。

喫煙所は東電タウンプランニング(東京・港)とエビリー(同・渋谷)が運営する。開設は来年9月末までの予定で、維持管理費は広告収入でまかなう。区内の指定喫煙場所のうち民間運営が44カ所、区の運営は33カ所ある。区は「今後、区でもできないか検討する」という。
来年4月には東京都受動喫煙防止条例が全面施行される。飲食店などでの喫煙防止が強化されるため、屋外での喫煙が増える可能性がある。港区は喫煙所を増やすほか、たばこの煙が歩道などに漏れにくい仕切り板を設置する対策を進めている。