スパコン「京」部品各地へ 理研、科学館などに寄贈

2019/11/5 18:23
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スーパーコンピューター「京」の贈呈式。左から2人目は理化学研究所計算科学研究センターの松岡聡センター長(5日、神戸市)=共同

スーパーコンピューター「京」の贈呈式。左から2人目は理化学研究所計算科学研究センターの松岡聡センター長(5日、神戸市)=共同

防災や生命科学など多くの分野の研究や発展に貢献し、約7年間の運用を8月末に終えた理化学研究所計算科学研究センター(神戸市)のスーパーコンピューター「京」の部品が、全国の大学や科学館計13施設に寄贈されることになり、贈呈式が5日、同センターで開かれた。今後、各地で一般向けに公開される。

理研によると、全国の科学館などに希望を募り、東京理科大や信州大、名古屋市科学館、愛媛県総合科学博物館などに計算機や「京」と書かれた化粧パネル、CPU(中央演算処理装置)、メモリーなどが搭載されたシステムボードが贈られることになった。

式典では松岡聡センター長が「肌で触れることができる展示をしてもらい、ぜひ京をかわいがってほしい」とあいさつ。贈呈先の代表として神戸市立青少年科学館の和田智明館長が「スパコンが人々の生活に役立っているのだと理解してもらえるよう努力していきたい」と述べた。

京はコンピューターを収納した計算機約860台をつなぎ、複雑な計算を並列処理する。毎秒1京回を超える計算能力を持ち、2012年に本格稼働を開始。今年9月に撤去作業が始まり、本体部分は10月中旬に撤去された。京の100倍の計算速度を目指す後継機「富岳」の運用が21年ごろに始まる予定。

〔共同〕

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