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金需要、増加続く 7~9月3%増 ETF伸びる

2019/11/5 14:13
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金の国際調査機関のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)が5日発表した7~9月の世界の金需要は1107トンと、前年同期を3%上回った。景気減速への警戒感が高まり、投資マネーが上場投資信託(ETF)に流入した。中央銀行の購入も目立つ。高値で宝飾品向けの買いが鈍り、8%増えた4~6月に比べ全体の伸びの勢いは緩やかだった。

世界経済の減速懸念が金投資を支える

6四半期連続で前年同期を上回った。米中両国の貿易戦争のほか、英国の欧州連合(EU)離脱の動向も不透明感を増した。金融市場の混乱による損失の回避に向け、安全資産とされる金にマネーが集まった。

ETFが価値の裏付けとして保有する金の需要(購入と売却の差)は前年同期に比べ362トン多い258トン。マイナス金利による運用難もあり、16年1~3月以来の水準だ。ETFにひも付く金現物も9月、2855トンと過去最高だった。

各国の中銀の購入量は156トン。前年同期を38%下回ったものの、1~9月の合計は547トンと同1割多い。金とドルの兌換(だかん)廃止以降最高だった18年を上回るペースの買いが続く。

米国債に偏る資産構成の見直しで、ドル資産の持ち高を減らし金を増やす国が目立った。トルコが71トン増やしたほか、ロシアが34トン、中国が21トン新たに購入した。アラブ首長国連邦(UAE)などの中東諸国も金準備の積み上げがみられた。

金の値上がりで、宝飾品や地金・コインなど消費者需要は611トンと前年同期を3割近く下回った。ドルに対する新興国通貨の下落も響き、2大消費国の中国(25%減)やインド(32%減)の落ち込みが顕著だった。

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