中国・重慶市幹部が死亡 汚職調査で自殺か

習政権
2019/11/4 20:54
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【北京=多部田俊輔】中国共産党の重慶市委員会副書記だった任学鋒氏(54)が10月31日に死亡したことが4日までに明らかになった。重慶市では習近平(シー・ジンピン)国家主席側近の陳敏爾書記、唐良智市長に次ぐ党序列3位だったとされる。汚職がらみで調査を受けていたとの見方もあり、香港紙の明報は飛び降り自殺だと報じた。

死亡した任学鋒・重慶市党委副書記(中国政府のサイトから)

任氏は中国共産党のトップ約200人の中央委員に次ぐ中央委員候補の一人。北京市で10月28~31日に開かれた党重要会議、第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)のメンバーだったが、香港紙の星島日報は、欠席したと報じた。

任氏は天津市でキャリアを積み、広州市トップなども務めた後、18年に重慶市へ転じた。07年から12年まで最高指導部の常務委員を務めて江沢民(ジアン・ズォーミン)元国家主席に近いとされる張高麗氏が、天津市トップ時代に任氏を評価して引き上げたとされる。

重慶市では習氏のライバルとみられていた元同市トップの薄熙来氏が12年に汚職で失脚した。17年には習氏の後継者ともいわれた元同市トップの孫政才氏も反腐敗運動で政治生命を失った。任氏は広東省での汚職に関わった疑いがあるとの見方が浮上している。インターネット上では、4中全会の会場とされた京西賓館から飛び降り自殺したとの情報が流れている。

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