「マイナポータル」はアンドロイド端末からしかログインできず、マイナンバーの利用が広がらない一因だった
政府は5日からマイナンバーの個人専用サイト「マイナポータル」にiPhoneでもマイナンバーカードを使ってログインできるようにする。これまではアンドロイド端末からしかログインできず、利用が広がらない一因になっていた。同時にマイナポータル上の情報を外部のウェブサービス会社にも共有しやすくし、マイナンバーの利用拡大を図る。
「マイナポータル」のログインには、ICチップが埋め込まれたマイナンバーカードが必要。これまでカードの読み取りはアンドロイド端末に限られていたが、5日からは「7」以降のiPhoneで専用のアプリを通じてカードを読み取り、ログインすることが可能になる。
日本国内ではスマートフォン販売の半分以上をiPhoneが占めており、政府はサイトの利用拡大を期待している。
5日からサイトとウェブサービスとの連携も強化する。現在「マイナポータル」にログインすると、税情報や予防接種の履歴を見ることができる。本人の同意を得た場合にはこうした情報を地方公共団体を通じて民間のアプリに提供できるようにする。利用者は自分の情報を都度アプリに入力する必要がなくなる。