「事件伝える」墓前に誓い 坂本弁護士一家殺害30年

2019/11/3 17:24
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オウム真理教幹部らに坂本堤弁護士(当時33)一家3人が殺害された事件の発生から4日で30年となるのを前に、神奈川県鎌倉市の寺で3日、法要が営まれた。弁護士仲間や遺族、高校の同級生ら計約40人が追悼。墓前で「事件を伝えていく」と誓った。

坂本堤弁護士一家殺害事件から30年を前に営まれた法要で、墓を訪れた中村裕二弁護士(左から3人目)ら(3日、神奈川県鎌倉市)=共同

事件は1989年11月4日未明に発生。横浜市磯子区の自宅で坂本さん、妻の都子さん(同29)、長男の龍彦ちゃん(同1)が殺された。遺体は新潟、富山、長野各県の山にそれぞれ埋められ、95年9月に発見された。

坂本さんと同じ法律事務所の先輩、小島周一弁護士(63)は「正義感にあふれた弁護士3年目の彼が、今も自分を見ていると思う。彼に恥ずかしくない毎日を送りたい」と話した。昨年、元教団幹部ら13人の死刑が執行されたが「彼らがこの世からいなくなっても事件が終わったわけではない。なぜ事件が起きたのか、考え続けないといけない」と語った。

「彼の笑い声やカラオケの歌声など全てが今も頭に残っていて、30年たったと感じられない」と言うのは、司法修習同期で、教団による犯罪被害者の支援に取り組む中村裕二弁護士(63)。教団の後継団体が現在も活動を続けていることに触れ「二度と事件を起こさせないように活動していきたい」と力を込めた。

〔共同〕

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