ブラジル、海岸漂着の原油はベネズエラ産と特定

2019/11/2 6:37
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジル連邦警察は1日、2000キロメートル以上にわたり同国北東部の海岸に漂着した原油について、ベネズエラ産だとの見解を示した。ベネズエラから原油をタンカーが輸送中、海洋に流出させた疑いが強いという。ブラジルのボルソナロ大統領はベネズエラ政府を批判しており、今後、両国間の緊張感が高まりそうだ。

ブラジルでは9月に入り、北東部の海岸で原油の漂着が確認されるようになり、海洋汚染が深刻化していた。連邦警察の捜査によると、原油はベネズエラ産で、7月に同国を出発したギリシャ船籍のタンカーから2500トン分が海洋に流出したとみられる。タンカーはその後、南アフリカ経由で9月にマレーシアに到着したという。

ブラジルではこれまで、原油についてベネズエラ産だと疑う声が大きかったが、決定的な証拠は明らかにされていなかった。ボルソナロ氏は10月31日、SNS(交流サイト)の動画配信で「(原油が)ベネズエラからだと立証された。左派勢力は私を攻撃している」と述べていた。右派のボルソナロ氏はこれまで、独裁政権を確立したベネズエラのマドゥロ大統領を強く批判していた。

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