ドラッグストア、台風で計600店被害 業界団体調べ
日本チェーンドラッグストア協会(横浜市)は1日、10月の台風19号によるドラッグストア店舗の被害状況を公表した。計約600店で浸水や看板が損傷するといった被害があった。このうち、屋根が飛んだり窓ガラスが割れたりと被害が甚大だった店舗が20店あり、数店舗で営業再開のメドが立っていないという。台風の通過中に閉店した店は2800店に上った。
ドラッグストアの業界団体、日本チェーンドラッグストア協会が調査。ウエルシアホールディングス(HD)、マツモトキヨシHD、ツルハHDなど16社から被害報告を受けた。
雨漏り、軽い浸水、看板やフェンスの損傷など軽度の被害を受けた店舗は571店舗で、9月の台風15号の2倍超に達した。また20店舗は大量の浸水が起きるなど破損が大きかった。千葉県に本社を置くマツキヨHDは2店舗がいまだ営業再開できていないという。
営業面では、台風が通過した10月12~13日にかけて1日以上閉店した店は2843店あったほか、1940店で営業時間を短縮した。
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