首里城収蔵品、400点超焼失か 出火1時間前は異常なし

九州・沖縄
2019/11/1 18:16 (2019/11/1 19:00更新)
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 首里城で行われた、沖縄県警や消防による実況見分(1日午後、那覇市)=共同通信社ヘリから

首里城で行われた、沖縄県警や消防による実況見分(1日午後、那覇市)=共同通信社ヘリから

那覇市の首里城で主要施設の正殿などが焼失した火災で、首里城を管理する一般財団法人「沖縄美ら島財団」は1日、首里城の建物群で1500点以上の絵画や漆器などを収蔵し、うち400超が焼失した可能性があると明らかにした。出火の約1時間前には警備員が正殿内を見回り、異常がないことを確認していたという。

沖縄県警と消防は同日、現地を実況見分。火災当時の状況から正殿内の北側付近から出火したとみて原因の特定を急ぐ。

 首里城で起きた火災について記者会見する、沖縄美ら島財団の花城良広理事長(1日午後、那覇市)=共同

首里城で起きた火災について記者会見する、沖縄美ら島財団の花城良広理事長(1日午後、那覇市)=共同

財団の花城良広理事長は同日、那覇市内で記者会見し「ご迷惑をお掛けし、深くおわびする」と謝罪した。

財団によると、焼失の可能性が高いのは、寄満と呼ばれる建物に置いていた琉球王族「尚家」の関連史料など407点と、正殿や南殿などで常設展示していた14点。ほかに2つの収蔵庫に県指定有形文化財を含む計1075点を収めていたが、熱を帯びた状態で開けられず、中の状態は不明という。

市消防局などによると、10月31日午前2時34分、熱に反応するセンサーが作動。駆け付けた警備員が正殿北側のシャッターを開けて中に入ると煙が充満しており、その後、火柱を確認した。

財団によると、約1時間前の午前1時20分に警備員が正殿内などを巡回。その後、正殿ではセンサーや24時間稼働の防犯カメラ7台以外に電気を使う機器は作動していなかったという。

現場周辺などでは27日からイベント「首里城祭」が3日までの日程で開かれており、正殿前の中庭では伝統芸能「組踊」の特別公演を予定していた。警備員が巡回する直前までイベント会社関係者ら約70人が会場設営の準備をしていたが、警備員の巡回前に全て撤収したとしている。〔共同〕

火災で焼失した首里城の正殿付近を調べる消防隊員ら(1日午後、那覇市)=共同通信社ヘリから

火災で焼失した首里城の正殿付近を調べる消防隊員ら(1日午後、那覇市)=共同通信社ヘリから

火災の鎮火から一夜が明けた首里城(1日午前、那覇市)=共同通信社ヘリから

火災の鎮火から一夜が明けた首里城(1日午前、那覇市)=共同通信社ヘリから

 首里城で行われた、沖縄県警や消防による実況見分(1日午後、那覇市)=共同通信社ヘリから

首里城で行われた、沖縄県警や消防による実況見分(1日午後、那覇市)=共同通信社ヘリから

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