/

伊藤忠、3期連続最高益 4~9月期の純利益12%増 非資源部門が好調

伊藤忠商事東京本社のロゴ(東京都港区)

伊藤忠商事が1日発表した2019年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前年同期に比べて12%増の2890億円だった。同期間として3年連続で過去最高を更新した。食料や繊維など非資源分野が国内を中心に堅調だったほか、鉄鉱石価格の上昇で金属事業も伸びた。

業績をけん引したのは非資源分野だ。北米向けの建材事業で採算が改善したほか、物流子会社の伊藤忠ロジスティクスの利益が伸びた。住生活部門の利益は457億円と前年同期比で17%伸びた。

機械部門では、17年に子会社化した輸入車販売のヤナセが黒字転換し、北米で展開する発電事業も好調だった。部門の利益は7%増の288億円と過去最高だった。

このほか、国内で展開する消費関連事業の堅調さが目立った。繊維部門ではカジュアルブランドの「コンバース」「エドウイン」が販売堅調だった。昨年に子会社化したファミリーマートからの利益の取りこみは純利益ベースで約40億円増え、約170億円になった。 資源分野は鉄鉱石価格の上昇の影響が大きかった。金属部門の純利益は6割増の613億円。エネルギー・化学品部門では、アゼルバイジャンでの原油開発の操業改善効果があった。

約300社ある連結子会社のうち9割弱が黒字だった。記者会見した鉢村剛最高財務責任者(CFO)は「幅広い領域で利益を積み重ねる『百花繚乱(りょうらん)』の好業績となった」と話した。

20年3月期通期の純利益は前期比ほぼ横ばいの5000億円とする予想を据え置いた。通期の純利益予想に対する4~9月期の進捗率は58%と高いが、「世界経済の減速や地政学リスクの高まりに備えた」(鉢村CFO)という。

4~9月期の純利益は市場予想平均(QUICKコンセンサス)の約2700億円を上回った。午後1時の開示を受けて伊藤忠株は一時、前日比25円(1%)高の2296円まで買われる場面があった。

すべての記事が読み放題
まずは無料体験(初回1カ月)

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン