貸農園のアグリメディアが4.5億円調達 新規事業に
農地運営を手掛けるアグリメディア(東京・新宿)は1日、ベンチャーキャピタル(VC)のグロービス・キャピタル・パートナーズ(東京・千代田)などを引受先とする第三者割当増資で4億5千万円を調達したと発表した。調達資金は農業関連の新規事業の立ち上げや既存事業の拡充に活用する。創業以来の累計調達額は11億円となった。

グロービスのほか、シンガポールのREAPRA VENTURES(リープラ ベンチャーズ)と地域創生ソリューション(東京・千代田)が出資した。
アグリメディアは2011年に設立し、農業関連の事業を展開してきた。主力の貸農園「シェア畑」は、都市に住む野菜を作りたい住民と、農地管理や維持に困る所有者のニーズを結びつけて事業化した。同社は9月時点で農園を93カ所運営している。
調達した資金は農業関連の新規事業立ち上げなどに充てる。地域創生ソリューションがアグリメディアに出資するのは初めてで、地域創生ソリューションの知見を活用して農業関連企業とアグリメディアの協業を模索する。アグリメディアは21年に売上高を2倍近くまで拡大することを目指す。