米バーニーズ、ブランド管理社に資産売却 旗艦店は閉鎖

2019/11/1 4:55
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賃貸料の高騰で経営破綻したバーニーズ

賃貸料の高騰で経営破綻したバーニーズ

【ニューヨーク=高橋そら】米破産裁判所は10月31日、8月に経営破綻した米衣料品専門店バーニーズ・ニューヨークによる米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)への資産売却を承認した。経営再建のため、ニューヨーク市内の旗艦店を含む全7店舗のうち大半を閉店する。会社清算は回避できる見込み。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、1日朝までにより条件の良い入札希望者が現れない場合、ABGは米投資銀行と組み約2億7100万ドル(約300億円)でバーニーズの屋号を含めた保有資産を買い取る。ニューヨークやロサンゼルスなど5店舗や流通センターは閉鎖し、従業員約2000人も解雇する方針。米百貨店サックス・フィフス・アベニューと組んで百貨店内に新たな店を開くことを計画している。

バーニーズは旗艦店の閉鎖を避けるためABG以外の売却先を探していたが、期限までに交渉をまとめられなかった。同社側の弁護士は「バーニーズはニューヨークの文化の一部。(より良い売却先との合意を)達成できず失望している」と語った。

ABGは米衣料品販売の「エアロポステール」など50のブランドのライセンス事業を手掛け、年間の小売売上高は93億ドルに上る。

バーニーズはインターネット通販の台頭やニューヨークの旗艦店の賃貸料高騰で業績が悪化し、8月に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請していた。

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