10月のシカゴPMI、約4年ぶり低水準 新規受注鈍く

2019/11/1 2:36
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シカゴPMIは10月、2カ月連続で50を下回った=ロイター

シカゴPMIは10月、2カ月連続で50を下回った=ロイター

【ワシントン=長沼亜紀】米シカゴ購買部協会が31日発表した10月の景気指数(PMI、季節調整済み)は前月比3.9ポイント低下の43.2だった。2カ月連続で景気の拡大と後退の節目を示す50を割り込み、2015年12月以来3年10カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。特に新規受注の悪化が顕著で、製造業が米中の貿易戦争で疲弊し、需要が落ち込んでいる可能性がある。

ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(48.5程度)も大きく下回った。指数構成項目のうち「新規受注」と「受注残」が大きく落ち込み、全体を押し下げた。特に「新規受注」は37.0と、2009年3月以来10年7カ月ぶりの低水準だった。受注残も前月から13.6ポイント下がり、33.1となった。

米中貿易戦争で製造業の設備投資や耐久財の受注は既に鈍化しており、低迷が長引く可能性がある。シカゴに本社を置く航空機の米ボーイングは、墜落事故を起こした主力小型機の出荷停止が続く。市場関係者は、ボーイングの部品供給網に影響が広がり、景況感を押し下げていると示唆する。

シカゴPMIはシカゴ地区の製造業の購買担当者から聞き取り、景況感を指数化したもの。市場の注目度が高い米サプライマネジメント協会(ISM)の製造業景況指数の先行指標に位置づけられる。11月1日に発表される10月のISM指数が同様に弱含む恐れがある。

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