NYでフォアグラ提供禁止、22年から 動物虐待批判受け

2019/11/1 0:04
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【ニューヨーク=高橋そら】ニューヨーク市議会は無理やり太らせたアヒルやガチョウの肝臓から取る高級食材フォアグラの提供を禁じる法案を賛成多数で可決した。2022年に施行される。飼育方法が「動物虐待だ」との批判が出ていた。世界屈指のグルメの都として知られる同市では約千店のレストランがフォアグラのメニューを提供しているとされ、影響が広がりそうだ。

フォアグラは強制給餌での飼育が主流(写真はフランス)=ロイター

フォアグラの生産は、アヒルやガチョウののどにチューブを入れて飼料を強制的に流し込み、肝臓を大きくする「強制給餌」と呼ばれる方法が主流。動物愛護団体などから「残酷だ」との批判が高まっていた。米国では西部カリフォルニア州が12年に禁止する州法を施行した。米高級スーパーのホールフーズ・マーケットも販売を取りやめた。

ニューヨーク市の法案は小売店や外食産業に対し、強制給餌でつくったフォアグラの保存や販売を禁じた。違反すれば最高2000ドル(約22万円)の罰金が科せられる。

米メディアによると、ニューヨーク近郊には大規模なフォアグラ生産業者がおり、年間数十万羽が飼育されている。禁止になれば失業する人も出る見通しで、経済的な影響は大きい。

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