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業績ニュース

電子部品8社、4社が下方修正 20年3月期の純利益

2019/10/31 20:30
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電子部品各社の業績が低迷している。主要8社の2019年4~9月期決算は7社が最終減益となった。中国景気の減速により自動車やファクトリーオートメーション(FA)など産業機械向けの電子部品の販売が不振。4社が20年3月期通期の純利益予想を下方修正した。一方でスマートフォンなど通信向けは伸びており、下期にかけて回復を見込む企業もある。

8社合計の19年4~9月期の営業利益は前年同期から22%減少した。同期間で増益を確保したのはTDKのみだった。

ロームは31日、20年3月期の連結純利益が前期比52%減の220億円となる見通しと発表した。従来予想(32%減の310億円)から減益幅が拡大する。カーナビやカーオーディオ向けの部品などが振るわない。藤原忠信社長は「すべての地域で良くない。通期の業績予想は営業(担当)の出した予測よりも厳しく見ている」と話した。

米中貿易摩擦をきっかけにした中国経済の低迷で、自動車やFA向けなど幅広い産業機械向けの電子部品の販売が減速している。オムロンも20年3月期通期の営業利益の予想を125億円下方修正。自動車向けの電子部品が主力のアルプスアルパインも予想を引き下げた。

為替の前提を円高方向に見直した影響もある。日東電工は海外売上高比率が8割近くで、為替の影響を受けやすい。期初は1ドル=110円を前提にしていたが、下期は1ドル=105円に修正。営業利益を75億円程度押し下げる要因になる。

一方、通信向けは好調だ。村田製作所は31日、20年3月期の連結営業利益(米国会計基準)の予想を引き上げた。従来予想を100億円上回る、前期比14%減の2300億円を見込む。

スマートフォン向けの部品は減少するものの、次世代通信規格「5G」の基地局向け積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要が増加する。先進運転支援システム(ADAS)向けのMLCCも伸び、高付加価値の製品で利益を確保する。

TDKは基地局向けのMLCCやスマホ向けに使われる2次電池が好調で、19年4~9月期の営業利益は前年同期比11%増えた。京セラも5G関連は好調だ。

TDKの石黒成直社長も「5Gの基地局向けMLCCが伸びている」と話す。村田製の村田恒夫会長兼社長は「5G対応スマホ向けも来期以降は大きく伸びる」とみる。

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