武田ウェバー社長「シャイアー統合、着実に効果」

ヘルスケア
2019/10/31 17:53
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武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長は31日、2019年4~9月期の決算会見で「シャイアーとの統合の進捗は順調だ。着実にコストシナジーが出始めている」と説明。またシャイアーが保有していた希少疾患治療薬などが加わったことで「14のグローバル製品が力強く伸びている」と成長に自信をみせた。

シャイアーとの統合効果について説明するウェバー社長(31日、東京都中央区のグローバル本社)

同社は今年1月にアイルランドの製薬大手シャイアーを約6兆2000億円で買収した。買収によって20年3月期の連結売上高(国際会計基準)は前期比55%増の3兆2600億円を予想している。売上高をけん引する米国エリアではグローバル製品として位置づける14製品が拡大。具体的には遺伝性血管性浮腫(HAE)治療薬「タクザイロ」や注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬「ビバンセ」などが好調に伸びているという。

シャイアーの買収で膨らんだ有利子負債に関しては、非中核事業の売却やコスト削減効果が出ているといい「すでに55億ドルの負債を返済した。今後も返済を進め財務体質を改善していく」と語った。

統合についてはすでに全従業員の94%に統合会社としての新たな役割を通達したといい「これだけ大きな会社を統合することは大変な作業だが、これ以上にないぐらいうまく進んでいる」と進捗を報告。シャイアーと武田で一部重複がある精神神経領域の分野では「MRの数を減らすなど人員の調整も進めた」と語った。(高田倫志)

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