アリババ、来月にも香港上場申請 最大1・6兆円調達

アジアBiz
2019/10/31 17:43
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【上海=松田直樹】中国ネット通販最大手アリババ集団が早ければ11月にも香港取引所に株式上場を申請することが31日、分かった。ロイター通信などが報じた。同社は8月末に香港に上場する計画だったが、抗議デモの影響で香港経済への懸念が高まったため延期していた。

アリババは「独身の日」の直後に香港取引所に株式上場を申請する見通し=ロイター

ロイター通信によると、11月11日に中国で開かれる大規模ネット通販セール「独身の日」の直後に上場申請を行う計画だという。最大で150億ドル(約1兆6千億円)の調達を目指す。実現すればニューヨーク証券取引所(NYSE)との重複上場になる。

ただ香港では依然として「逃亡犯条例」の改正案をきっかけとする抗議活動は収束の兆しが見えず、経済の先行きには不透明感が漂っており、市場の動向次第では再び延期する可能性もあるという。アリババは日本経済新聞の取材に対して「上場についてはコメントしない」としている。

香港取引所ではデモの影響で8月の新規株式公開(IPO)件数は1件にとどまったが、最近はビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)のアジア子会社が上場により50億ドルを調達した。中国最大のスポーツウエアのトップスポーツ・インターナショナル・ホールディングスも11億ドルを調達するなど、足元は回復の兆しもみえている。

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