JA全農、肥料値下げ 19年11~20年5月出荷分、原料安を反映

2019/10/31 16:10
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全国農業協同組合連合会(JA全農)は31日、肥料の値下げを発表した。2019年11月~20年5月に適用する「春肥」の期間が対象。前期(19年6~10月)の「秋肥」に比べて成分により異なるが、0.2~1.4%の値下がりとなる。上昇した品目はなく、値下がり傾向が鮮明になった。

全農は肥料価格を引き下げる

JA全農は単独の成分ごとの肥料(単肥)を半年ごとに公表し、各県の地域農協などへの卸値が対象となる。前期は3期ぶりに値下がりへと転じる品目が一部で出ていた。米国では今年、大豆など穀物の作付け時期となる5~6月に長雨など異常気象が多発。作付けを減らした生産者が多く、需要鈍化による原料の尿素やリン鉱石などの国際価格の下落を反映した。

植物の茎や葉の成長を促す尿素(輸入品)は前期比で1.4%安く、実の成長を促す重焼リンは同0.2%下がった。ただ、環境規制の強化で輸入時に使う船舶の運賃が足元で上昇するなど、来期以降の価格には不透明感も漂っている。

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