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竹中工務店と名工大 微生物で土壌浄化、工期3分の2に

竹中工務店は微生物を使った土壌汚染の浄化技術を名古屋工業大学と共同で開発したと発表した。微生物を使う従来手法と比べて工期を3分の2以下に短縮できる。微生物を使う浄化作業は土を入れ替える一般的な掘削作業より安い半面、工期が長くなるため導入事例はまだ少ない。新技術の費用は掘削の半減以下で済むといい、費用重視の顧客に利用を促す。

オフィスや商業ビルの開発をめぐっては、事業主がゼネコンに対して、建築だけでなく土地や地下水の浄化も一括で求めるケースが増えている。このため、竹中工務店などの大手ゼネコンはそれぞれ浄化技術の研究に力を入れている。

竹中工務店は、新技術が国内の土地や地下水の無害化工事の約55%(件数ベース)を占める揮発性有機化合物(VOC)に関する工事の大半に有効とみている。微生物によるVOCの分解は、微生物のいる土地や水に栄養剤を送って微生物の働きを強める手法と、事前に外部で培養した微生物を土地や水に投入する手法に大別される。

竹中工務店が手がけるのは培養した微生物を使用する手法の方で、名工大が発見した特殊な微生物を使う。環境基準の3万倍の濃度に汚染された水を25日間で浄化できるなど、極めて高濃度の汚染にも対応する。

同社によると、土地や地下水の無害化工事の国内市場は、年900億円前後。

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