7~9月の鉱工業生産0.6%低下 自動車など輸出低調

2019/10/31 11:00
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経済産業省が31日発表した7~9月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は前期比0.6%低下し102.4だった。低下は2期ぶり。米中貿易戦争による世界経済の減速を背景に生産用機械など輸出業種を中心に低調だった。企業の先行き予測も振るわず、経産省は基調判断を「このところ弱含み」で据え置いた。

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半導体製造装置などの生産用機械は1.7%低下した。自動車も3.4%低下と2四半期ぶりの減産だった。ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏は「国内販売が堅調な一方、輸出の低迷が続いている」と話す。

9月単月では前月比1.4%上昇の102.9と2カ月ぶりの増産だった。業種別で最も上昇に寄与したのは汎用・業務用機械で、9.4%上昇した。運搬用クレーンで国内向けの大型案件があった。経産省は9月の指数上昇について「一部業種の大型案件によって上昇幅が大きくなった側面がある」と指摘した。

メーカーの先行き予測をまとめた製造工業生産予測調査によると、10月は前月比0.6%の上昇を見込むものの、11月は1.2%低下見込みだ。経産省は「低下基調から抜け出せたとはいえない」としている。

9月の出荷指数は前月から1.3%上昇し、102.5だった。在庫指数は1.6%低下の102.7と2月以来の低水準になった。生産用機械や汎用・業務用機械などの出荷が伸びた。農林中金総合研究所の南武志氏は「米中貿易摩擦の不透明感が払拭されれば、輸出・生産が復調する可能性がある」と指摘する。

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