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法務省職員「言い訳できない」 河井法相辞任

辞任を表明し、頭を下げる河井法相(31日午前、首相官邸)

安倍内閣の閣僚がまた一人、退場に追い込まれた。31日、妻の選挙運動費などを巡って政治と金の疑惑が浮上した河井克行法相が辞任した。25日には経済産業相が交代したばかり。法務省内では戸惑いが広がる一方で「言い訳はできない」と突き放す見方も出た。地元の広島県の支援者らにも衝撃が広がった。

朝からの辞任の一報を受け、法務省職員からは説明を求める声や、政策推進への影響を懸念する声が聞かれた。

50代の男性職員は「法相という法をつかさどる立場にある以上、選挙の公平性を損なうような疑惑が出るのは非常に大きな問題。本人が知らなかったとしても言い訳にはできない」と、辞任はやむなしとの見方を示した上で「大臣を辞めても説明責任は果たしてほしい」と求めた。

河井氏は児童虐待対策に力を入れ、就任後すぐに法務省内に検討チームを立ち上げた。40代男性職員は「意欲的に取り組んでいただけに早すぎる辞任だ」と困惑した表情で話した。

同省は今国会に外国弁護士特別措置法改正案を提出している。グローバル企業間のビジネス紛争を解決する国際仲裁を日本国内で実施しやすくするといった内容で「日本の法的インフラを整えるうえで喫緊の課題」(法務省幹部)とされる。

法案提出に関わった職員は「報道が出てから辞任までの判断が早く、法案審議が長期間ストップする事態は避けられた」としながらも「審議に関する今後の日程は一から練り直しになった」と頭を抱えた。

河井氏の地元、広島県の支援者や有権者にも衝撃が走った。

今回の問題では、河井氏の妻で参院議員の河井案里氏の選挙事務所で、運動員に上限を超える報酬が支払われていた疑いが浮上している。案里氏の後援会に所属する広島県府中町の女性(77)は「まさかこんなことになるとは……」と驚きを隠せない様子。

案里氏とは10年以上の付き合いがあり、今年7月の参院選では草の根の選挙活動を支援した。女性は「裏切られた思いもする」と話した。

河井氏を15年ほど前から支援してきたという広島市の男性(69)は「法相として入閣したばかりでショックが大きい。外交分野でも活躍しており、地元の期待も大きかったのに」と肩を落とした。

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