VW、通期出荷台数見通しを下方修正 1~9月は増収増益

2019/10/30 20:13
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【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は30日、2019年の世界販売台数見通しを下方修正した。これまでは「18年をやや上回る」としていたが、「18年並み」に見直した。世界の新車市場が想定以上に減速しているためだ。同日発表した19年1~9月期の決算は増収増益を確保し、通期の売上高と営業利益率の見通しは変えなかった。

VWは逆風のなか増収増益を確保した

19年1~9月期の販売台数は前年同期比2%減の800万台だった。フランク・ウィッター最高財務責任者(CFO)は電話会見で「良い時代は終わった。逆風は強まっている」と指摘した。

売上高は7%増の1866億1700万ユーロ(約22兆5900億円)で、営業利益は135億3900万ユーロと24%増えた。純利益は17%増の106億6400万ユーロだった。

主力のVW乗用車ブランドで特殊要因を除く営業利益が35%増え、グループ全体の業績改善に貢献した。販売台数は減ったものの、「Tロック」や「ティグアン」など利益率の高い多目的スポーツ車(SUV)の販売が好調だったことが寄与した。一方、傘下のアウディやポルシェなどの主要ブランドは減益だった。

7~9月期は売上高が11%増の614億2千万ユーロ、営業利益が68%増の45億4100万ユーロだった。

欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏グループPSAが統合交渉を始めたことについて、ウィッターCFOは「驚きはない。VWとフォード・モーターとの提携関係やVWの戦略には影響しない」と述べた。

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