トヨタ系中堅5社の4~9月、4社が最終減益

2019/10/30 19:13
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トヨタ自動車系の中堅部品5社の2019年4~9月期連結決算が30日、出そろった。フタバ産業を除く4社で、最終的なもうけを示す純利益が前年同期を下回った。トヨタの世界販売は好調だが、部品各社は他メーカー向けの需要減や原材料費の高騰が収益の下押し要因となった。

5社のうち東海理化愛三工業大豊工業の3車が2ケタ減益だった。軸受け大手の大豊工業は中国で地場メーカーや欧州メーカー向けの販売が落ち込んだ。

20年3月期通期の純利益見通しを引き下げたのは、エンジン関連部品を供給している愛三工業だ。純利益は前期比27%減の45億円と、従来予想から4億円下方修正した。中国で樹脂材料などの調達コストが想定を上回っている。同日記者会見した野村得之社長は「代替材料などを探している」と話す。

各社ともトヨタ向けの取引は総じて好調だ。4~9月期は不振だった東海理化も、通期では増収増益を見込んでいる。トヨタの中国販売増が追い風となるほか、国内でも新型の多目的スポーツ車(SUV)「RAV4」向けが伸びている。売上高は5100億円と、過去最高になる見通しだ。

バネを供給する中央発条は北米で新規事業の立ち上げ費用がかさむが、通期では6%増益を計画している。

31日はデンソーアイシン精機などトヨタ系主要8社が決算を開示する予定だ。トヨタは11月7日に発表する。

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