Sansan、名刺管理に「反社チェック」機能

2019/10/30 18:22
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クラウド名刺管理ソフトのSansanは30日、調査会社の英リフィニティブと組み、反社会的勢力のチェック機能を開発すると発表した。スマートフォンなどでスキャンした名刺の中から、リスクのある企業を法務担当者らに自動的に通知する仕組みを設ける。企業のリスク管理やコンプライアンス(法令順守)体制を支援する。

記者会見したSansanの富岡圭取締役(30日、東京都港区)

法人向けサービスの追加機能として2020年3月から提供する。リフィニティブが持つ国内外企業などのデータベースと照合し、反社かどうかやマネーロンダリング(資金洗浄)などの犯罪や不祥事に関与したかなどを検出する。取引に高いリスクを持つ企業があった場合は管理画面で確認できる。

Sansanの法人向けサービスは6000社超が導入している。人脈や営業履歴などのデータ管理だけでなく、マーケティングツールなど外部システムとの連携を広げている。同社の富岡圭取締役は記者会見で「営業や人事部門に加え、法務など全社的な機能を網羅するプラットフォーム(基盤)づくりを加速させる」と話した。

企業の間では、取引先やサプライヤーの不正リスクを検知するなどリスク管理を強化する動きが広がっている。一方で、法務やコンプライアンス部門が、営業担当者からの依頼や申告を受けてから情報を集めることが多い。ウェブや記事検索で行うことが主流で、チェックの基準も明確ではない。

新機能の開発では440万件超の個人や組織の情報を持つリフィニティブのデータベースと連携する。400人超の調査員による独自調査のほか、多数のメディア情報を集めている。リフィニティブ・ジャパンの井上清志上級執行役員は「リスク管理に伴う業務の負担軽減につなげられる」と話した。

(駿河翼)

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