あおり運転事件でデマ拡散 女性が愛知の市議提訴

2019/10/30 17:40
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8月に茨城県の常磐自動車道で起きたあおり殴打事件をめぐり、「同乗していた女」とインターネット上で名指しされ名誉を傷つけられたとして、東京都の会社経営の女性が30日までに、愛知県豊田市の原田隆司市議(57)に損害賠償を求めて東京簡裁へ提訴した。同日記者会見した原田市議は「軽率な正義感で事実確認をせずに拡散してしまった」と謝罪した。

デマの拡散について記者会見で釈明する原田市議(30日、愛知県豊田市)

提訴は21日付。訴訟は移送され、東京地裁で審理が開かれる見通し。

原田市議は8月、女性が事件を起こした車の同乗者だとした誤情報に基づき、自身のフェイスブックに「早く逮捕されるよう拡散お願いします」と女性の顔写真を投稿した。その後、女性が事件と無関係だったことが判明。市議は投稿を削除し、女性側に謝罪文を送った。

原田市議は豊田市内で開いた会見で「犯人が早く捕まればいいという軽率な正義感で、知人の投稿内容を信じて拡散してしまった。ご迷惑をかけ、本当に申し訳ない」と釈明。「安易にデマを拡散した一人ひとりに責任があるが、私は公人であり、軽率な行動をした責任は重い」と述べた。

女性は計110万円の損害賠償を求めて提訴。原田市議は「訴状が届いておらず、詳しい内容が確認できていないが、誠心誠意対応したい」と話した。

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