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三井物産の4~9月、純利益5%増 自社株買い500億円

三井物産が30日発表した2019年4~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比5%増の2341億円だった。鉄鉱石など資源価格の上昇で金属資源事業の採算が改善。原油売買から得る利益も拡大した。同時に500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。

業績をけん引したのは資源部門だ。鉄鉱石価格が高止まりしており、金属資源事業の純利益は前年同期比14%増の1019億円だった。

石油などのエネルギー事業の純利益は8割増の656億円。石油や液化天然ガス(LNG)売買が好調なほか、6月に投資を最終決定したアフリカ・モザンビークのLNG開発関連で繰り延べ税金資産を計上した。

一方、非資源部門は苦戦した。化学品事業は米中貿易摩擦の影響を受け71%減益の47億円だった。生活産業や機械・インフラ事業も減益だった。

20年3月期通期の純利益は前期比9%増の4500億円とする従来予想を据え置いた。

自社株買いは500億円、発行済み株式総数(自己株式を除く)の約1.7%に相当する3000万株を上限に買い付ける。期間は31日から20年3月24日までで、取得分全てを消却する予定。

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