JR東海、新型新幹線「N700S」の乗り心地を改良

2019/10/30 16:28
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JR東海は30日、2020年7月に投入する東海道新幹線の新型車両「N700S」の内部を報道陣に公開した。20年の東京五輪・パラリンピックに合わせ、利便性と快適性を高めたという。全席に電源コンセントを備え、全号車で無料Wi-Fiが利用できるようになる。セキュリティー対策として防犯カメラを増設し、車両の前後に加えて中央にも設置した。

コンセントは各座席の肘掛けに設けた。座席のリクライニングを改良し、座り心地も高めた。荷物掛けフックやグリーン車での広範囲を照らす読書灯など、工夫を凝らした。

車両前方の車内表示器は大型液晶ディスプレーを採用した。これまでの1.5倍の大きさにすることで見やすくした。車内のデッキには大型荷物を置く「荷物コーナー」を設置した。23年度から事前予約制で利用でき、盗難防止のため二重ロック方式を採用した。

N700Sの最大の特徴は「標準車両」だ。基本設計を変更することなく、編成数を柔軟に変えられるため、海外輸出に適している。国内では16両編成(1323席)で運行するが、米国では8両編成、台湾では12両編成を想定している。

世界の高速鉄道として初めてバッテリー自走システムも搭載した。地震や停電に備え、自力で安全な場所まで走行することができる。

車両開発を担当した新幹線鉄道事業本部の上野雅之副本部長は「あらゆる面で最高の性能を備えた。営業運転に向けてしっかり準備していきたい」と話した。

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