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米アマゾン、音声AIで公共料金の支払いも

日経クロステック

「(音声認識の人工知能=AI)Alexa(アレクサ)に話しかけるとアマゾンの商品を購入できる機能を提供して2年ほどたつ。この機能を使える企業の数は2018年から19年にかけて10倍以上に増えた」。米アマゾン・ドット・コムの決済サービス「アマゾンペイ」のバイスプレジデントであるパトリック・ゴーティエ氏は27日(現地時間)、米ラスベガスで開催している世界最大級のフィンテックイベント「Money20/20」に登壇。音声という手段の効果の大きさを強調した。

商品の購入に限らず、音声の用途は幅広いとゴーティエ氏は指摘する。その一つが「自分の注文した商品がどこにあり、いつ到着するのかといった配達に関する問い合わせ」(ゴーティエ氏)だ。こうしたニーズを調査したところ、顧客の42%が求めていると判明した。実際にその機能を導入すると、効果てきめん。「すぐにAlexaで使われる機能のトップ3に入った」とゴーティエ氏は話す。

これまで同社は、複雑なことを音声機能でやらせようとしがちだったという。しかし、この経験から「シンプルでも顧客ニーズのある新機能を盛り込むべき」とゴーティエ氏は気づいた。

実際に計画しているのは「公共料金や通信料金などの請求書をAlexaの音声で管理し、必要に応じてアマゾンペイで支払う」という機能だ。ゴーティエ氏によると、自動引き落としではなく請求書を使って公共料金などを支払う件数が米国では年間147億件に達する。

計画している新機能を使えば、請求書の支払期限が近づいた際に、Alexaは利用者に対して「支払期限が来ている」と通知。利用者は音声でアマゾンペイの指示をすれば、支払い手続きができるようになる。ゴーティエ氏は「利用者は支払いを忘れて遅延料金を払う事態を避けられる。請求側は無数にかかってくる支払期限や金額の問い合わせの電話を減らせる」といった効果を見込む。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 松浦龍夫)

[日経 xTECH 2019年10月29日掲載]

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