未完のラスト 大胆に推理 速水健朗氏が選ぶ3冊
「松本清張」で読む昭和史 原武史著

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2019/10/31 14:00
情報元
日本経済新聞 電子版
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松本清張の『点と線』のトリックは、当時の運行ダイヤを正確になぞって書かれている。著者は、清張の小説が持つ資料的価値の部分に着目する。

作中の刑事たちの鉄道移動にかかった時間から地方と東京の関係性を論じ、座席の等級から見える経済格差を考察。

『砂の器』『日本の黒い霧』『昭和史発掘』そして『神々の乱心』。これは天皇制が何かという清張の末期の関心を描き、未完に終わった遺作。著者はこの作品の幻のラストを…

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