トランプ氏の弾劾調査「証言を公開」、米民主が決議案

2019/10/30 6:10 (2019/10/30 7:05更新)
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ペロシ米下院議長は31日に弾劾調査に関する決議案を採決する方針だ=AP

ペロシ米下院議長は31日に弾劾調査に関する決議案を採決する方針だ=AP

【ワシントン=中村亮】米野党・民主党は29日、トランプ大統領の弾劾調査を巡る議会証言を公開で開く方針を盛り込んだ決議案を発表した。トランプ氏のウクライナ疑惑を把握する政府当局者らの肉声を米国民に直接伝え、弾劾訴追への支持率を上げる狙いがある。トランプ氏の訴追に向けた手続きを進めることを意味し、政権と民主党の対立が深まる。

米メディアによると、下院民主党指導部は31日の本会議で決議案を採決する。過半数の賛成が得られれば可決する。トランプ氏は軍事支援と引き換えにバイデン前副大統領の不正調査をウクライナ政府に求めた疑いがある。バイデン氏は2020年の次期大統領選で民主党の有力候補とされ、トランプ氏のライバルになりうる。

決議案は弾劾調査についての公開証言を行う権限を下院情報特別委員会に付与する。民主党はこれまでトランプ政権関係者らを非公開で聴取してきたが、今後は公開証言を交えて世論の関心を高めたい考えだ。

これまでの非公開証言の内容も機密情報を除いて公開し、弾劾調査の透明性を高める。下院で少数派の与党・共和党にも関係者への証言や資料提出を強制する召喚状を出す権限を与える。調査が民主党主導で進み不公平だと批判するトランプ政権や共和党に配慮する。

下院は29日、米国家安全保障会議(NSC)でウクライナ政策を担当するアレクサンダー・ビンドマン陸軍中佐を非公開で聴取した。トランプ氏がバイデン氏の調査をウクライナ政府に求めたことに関し「私は外国政府に米市民の調査を求めるのは適切とは思わなかった」などと説明したとみられる。

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