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NBA八村、上々の開幕3戦 中距離で得点量産

【ワシントン=鱸正人】米プロバスケットボールNBAのウィザーズに所属する八村塁(21)は、開幕3試合を終えて上々のスタートを切った。全てアウェーの試合で3戦続けて2桁得点を記録し、平均16.3点。体幹の強さや腕の長さを生かし、ミドルレンジでのジャンプシュートという一つの得点パターンを自分のものにしつつある。

八村が3試合で挙げたのは計49点。フリースローの3点を除くと全て2点シュートで、3本のダンクやレイアップなどゴール付近からが28点を数える。残り18点を中距離からのジャンプシュートで稼いだ。

中でも得意としているのが「プルアップ(引き上げる)ジャンパー」と呼ばれるジャンプシュートだ。3点シュートライン付近やその内側でボールを受け、ドリブルから急ストップしてジャンプシュートを放つ。

203センチの自身より上背のある相手にもシュートブロックされずに打てるのは、アクセル全開から急ブレーキという動きに対応できる強い体幹があるからだろう。ジャンプの最高到達点までがとにかく速く、両手を広げた幅が約220センチと腕も長い。特徴を最大限に生かしたプレーは、相手が分かっていても止められない武器だ。

八村がバスケットを始めた富山・奥田中の坂本穣治コーチは「当時から飛ぶスピードが全然違った」と証言するが、恵まれた才能だけで世界最高峰の舞台にたどりついたわけではない。「高校から大学、今もずっと、体が大きくなっても動けるトレーニングをしてきた」と八村。果敢にリバウンドに飛び込んだり、速攻で前を走ったりといった愚直な姿勢で積み上げた得点も多い。

ウィザーズはウォールとビールという2人のガードが中心で、このうちウォールは故障で今季絶望とみられる。再建途上のチームで、八村には通常のルーキー以上に出場時間が与えられている。昨季32勝50敗のチームは今季も苦戦が予想されるが、個人の成長という面ではうってつけの環境ともいえるだろう。

ただ、ドラフト前から課題と指摘されてきた3点シュートは3試合で8本打って成功ゼロ。現代のNBAでこの長距離シュートは不可欠な技術だけに、早く1本決めて雑音を鎮めたいところだ。

シーズンは来年4月中旬まで全82試合の長丁場。夜の試合を終えると空港へ直行し、翌日に再び試合といった過密日程もある。チャーター機を利用するとはいえ、疲労回復や集中力の維持が欠かせない。本人も先を見据えており、「勝っても負けても、ダメなゲームでもいいゲームでも切り替えが大事なポイント」と強調する。

中3日を空け、いよいよ30日(日本時間31日午前)のロケッツ戦で本拠地開幕を迎える。高い期待を抱いているファンに勝利につながるプレーを見せたい。

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