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メルコのホーCEO「横浜に世界最高のIRを」

カジノを含む統合型リゾート(IR)を運営する香港のメルコリゾーツ&エンターテインメントのローレンス・ホー会長兼最高経営責任者(CEO)は29日、第21回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演し「横浜に世界最高で最大のIRを設置する」と述べた。参入が実現すればIR開発に少なくとも100億ドル(約1兆900億円)を投資する方針を表明した。神奈川・箱根など日本各地での観光施設の開発にも意欲を示した。

メルコリゾーツはマカオをはじめフィリピン、キプロスなど世界でIRを運営する。日本でも参入をうかがっており、11月には横浜市内に事務所を構える計画だ。

ホー氏は横浜について「東京に近く、だからこそ多くの人が日帰りで観光してしまう」と指摘した。その上で「IRはカジノのイメージが強いがほとんどがホテルやMICE施設などカジノ以外の要素で、そこがメルコの得意な分野だ」とした。「どのようにIRを街にデザインしていくか。インフラとアクセス性の高さを有効活用すれば(横浜のIRは)素晴らしいポテンシャルを持てる」(ホー氏)

一方で日本でのIRについてはギャンブルによる依存症や反社会的勢力の介入、マネーロンダリング(資金洗浄)などへの対策が不十分だとの懸念の声も大きい。ホー氏は「生体認証などのテクノロジーを活用して安全面や不正対策などを進めていく」と理解を求めた。

メルコリゾーツは同日、横浜などの大都市以外にも高級感のある観光施設を整備していくための270億円規模の投資ファンドを立ち上げる方針を示し、第1弾として神奈川・箱根に温泉付きの宿泊施設を開業する方針を示した。ホー氏は「IRはゲートウェイで、日本に来るきっかけだ。より多くの観光客に地方に向かわせ、日本の豊かな歴史・文化を経験してほしい」と述べた。

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