文化功労者の馬場あき子さん 「短歌は言葉の芸術」

2019/10/29 19:00
保存
共有
印刷
その他

「ありがたいことですが、好きなことをやって、わがままに生きてきただけなので、申し訳ないような気持ちです」。文化功労者に選ばれた喜びを控えめに語る。

喜びを語る歌人の馬場あき子さん=共同

喜びを語る歌人の馬場あき子さん=共同

現代短歌を代表する歌人で、古典文学や能、民俗学にも造詣が深い。伝統を踏まえながら、現代人の心を格調高く歌い続けてきた。「短歌は言葉の芸術。言葉を研ぐ砥石のようなものを自分の中に持つことが大切」と力を込める。

1978年には歌誌「かりん」を創刊し、多くの優れた後進を育ててきた。「1万人にしか届かない歌と100万人に届く歌がある。若い世代の歌人は古典と近代短歌をよく勉強して、短歌という詩型をどう守っていくかを考えてほしい」

「もうこの年だから先端的なことはできない。どうしたって後衛ですよ」と笑うが、活動は今も精力的。来年には全歌集の刊行も予定している。

(歌人、91歳)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]