高知県室戸市は2020年2月、家具販売大手のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)と組み、太平洋を望む室津地区にアウトドアレジャーの一つである「グランピング施設」を開業する。宿泊用に鉄製の頑丈なコンテナハウスを導入。台風シーズンでも室内で安全に過ごせるようにした。イケアのインテリアを全面に取り入れ、豪華なアウトドアライフを提供する。
29日、イケアの担当者らと内覧会を開いた。閉館したバイクライダーの交流宿泊施設を再利用する。8棟あった宿泊施設を再活用し、新設するコンテナハウスと合わせて18棟に泊まれる。外でバーベキューを楽しめる交流エリアを設けたりシャワー施設や管理棟を整備したりする。総事業費は1億2000万円。
宿泊施設の中はベッドをはじめイケアの製品で統一。コンテナハウスの20平方メートルほどの室内に赤のカーテンや壁面に白とピンク、緑の色彩の棚を据え付けるなど北欧調のデザインを施した。内装は宿泊施設それぞれ趣向を凝らす。
市は指定管理者を選定中。応募する事業者にはコンテナハウスの場合、1泊素泊まりで1人税込み8800円を上限にするよう求めている。