協和キリンの1~9月、純利益19%増 新薬が好調
協和キリンが29日発表した2019年1~9月期の連結決算は、純利益(国際会計基準)が前年同期比19%増の563億円だった。骨の病気の新薬販売が好調だった。協和発酵バイオを親会社のキリンホールディングスに売却したことに伴う利益も計上した。
売上高にあたる売上収益は14%増の2254億円。欧米で骨の病気の治療薬「クリスビータ」や白血病向けの「ポテリジオ」の販売が好調だった。中国を中心とするアジアで、甲状腺の病気を治療する「レグパラ」も伸びた。19年12月期の通期見通しは据え置いた。純利益は25%増の680億円を見込む。